コントラバスを弾いている人の中に「うまくなる人」と「ならない人」がいます。
2つのタイプにはどんな違いがあるのでしょうか。
才能の違いでしょうか。
もちろん、プロコントラバス奏者の方は素晴らしい才能をお持ちだと思います。
私はコントラバスを始めてから二十数年経ちますが、気づいたことがあります。
うまくなる人は、「コツコツするコツ」を知っていて、目標に向かってコツコツ努力できる人ではないかということです。
私は、どちらかと言うとそんなタイプの人ではありません。
ただ、コントラバスがうまくなるために、少しでもそんなタイプの人に近づけるように練習を続けています。
コツコツのコツとは
コツコツできない人がコツコツするためのコツです。
1.無理はしない
コツコツを続けるためには、無理をしないことです。
「1日3時間は練習するぞ!」と決めたところで、なかなか続けられません。
まずはこれならできるかなと思えるところに設定します。
私は、一日最低20分は練習しようと思っています。
でも、どうしても練習できない日もあります。
それを思いつめてはいけません。
そういう日もあります。
次の日から、コツコツを続けましょう。
2.急いで結果を求めない
毎日がむしゃらに練習しても、急にうまくはなりません。
大きな期待をすると、結果が出ないことがストレスになって長続きしません。
真剣に続けていれば、結果はいつの間にかついてきます。
3.突然訪れる発見と喜び
少しずつ溜まってきた水が、表面張力の限界を超えてあふれるように、急にできるようになることがあります。
これがコツコツやった成果です。
このときには、できるようになったテクニックのコツまでつかめていると思います。
この感覚をつかめると、コツコツやった喜びを感じることができます。
コツコツのやり方
やり方は、簡単です。
小さな目標と大きな目標を作ってコツコツ練習します。
まず、大きな目標を作ります。
次に、大きな目標を達成するまでの小さな目標も作ります。
見えている複数の課題を小さな目標としてもいいし、新たに見えてきた課題を小さな目標として追加してもかまいません。
2つの目標の意味は、ゲームに例えると、
大きな目標は、大ボスを倒してゲームクリア。
小さな目標は、中ボス。
毎日の練習でやっつけるのが、雑魚キャラです。
1つずつ目標をクリアすることで、モチベーションを維持します。
まとめ
- コツコツのコツ
- 無理はしない
- 急いで結果を求めない
- 突然訪れる発見と喜び
- コツコツのやり方
- 小さな目標と大きな目標を作ってモチベーションを維持
コツコツやって手に入れたテクニックは、しっかり身についているので簡単に失われることはありません。
練習できなくて、下手になってもコツを知っているので、もとレベルに戻すこともできます。
自分はコツコツするタイプではないなという人も、コツコツすることができます。
ぜひ試してみてください!