前の投稿で、弓の片付け方について書きました。
今日は楽器編です。
楽器を片付けるとき、どうやってますか?
楽器を片付けるときにも、驚かされることがあります。
汚れたタオルで拭く
松脂がの汚れがついて、もう何ヶ月も洗ってないようなタオルで楽器を拭いている人を見かけることがあります。
本人は楽器についている松脂を落としているのだと思います。
練習で新たに楽器に付着した松脂は取れるかもしれません。
しかし、同時にタオルについている松脂を楽器に塗りこんでいることになります。
楽器を拭くタオルは、定期的に洗うか、買い換えましょう!
弦と表板だけ拭く
弦と楽器の表板についた松脂を拭いて、すぐに楽器をケースにしまっている人を見かけることがあります。
確かに弦と表板は、松脂がついているのが目に見えるので、気づきやすいところです。
しかし、松脂は弦と表板以外にもついています。
楽器の横板、特に楽器に向かって右側の横板に松脂が多くつきます。
横板を触ってみてください。
ザラザラ、ネトネトしていたらいままでの拭き忘れがたまっている証拠です。
同じように駒も触ってみてください。
横板や駒の松脂も忘れずに拭き取りましょう!
松脂を拭いたタオルで指板も拭く
上にも書いたように、弓の毛が弦にあたっている部分や表板には、多くの松脂がつきます。
そこを拭いた同じタオルで指板を拭いている人を見かけることがあります。
指板についた手の汗や油を拭いているのだと思います。
しかし、同じタオルだと汗や油に松脂を混ぜて、指板に塗りこんでいることになります。
指板を拭くのは別のタオルにしましょう!
まとめ
楽器を片付けるときにやってはいけないこと
- 汚れたタオルで拭く
→ 定期的に洗濯するか、買い換えましょう - 弦と表板だけ拭く
→ 横板と駒も拭きましょう - 弦の松脂を拭いたタオルで指板も拭く
→ タオルを2種類用意しましょう
楽器についた松脂をそのままにしておくと、ニスと同化して取れなくなってしまいます。
長く付き合っていく楽器なので、できるだけ丁寧に松脂や手の汗、脂を拭きとってあげましょう。
弓編は以下の記事です。
コントラバスの練習が終わると、コントラバスと弓を片付けます。 ときどき、びっくりするような弓の片付け方をする人がいます。 この記事では、やってはいけない弓の片付け方と、やってほしい弓の片付け方をご紹介します。