コントラバスで曲を弾いていると難しいフレーズが必ず出てきます。
そんなとき、どんな練習をしていますか?
この記事では、難しいフレーズを練習するときに、シンプルな練習法に変えるコツをご紹介します。
難しいフレーズとは
難しいフレーズは、なぜ難しいのでしょうか。
テンポが速いから?
シフティングが難しいから?
移弦が難しいから?
色んな理由が考えられると思います。
でも、テンポが速いからという理由だけで難しくはなりません。
難しいフレーズの多くは、いくつかの動作を同時にする必要があります。
同時にする動作が多いほど、難しいフレーズになります。
できるだけシンプルにする
難しいフレーズを練習するとき、そのまま繰り返し練習してもなかなか弾けるようにはなりません。
重要なポイントはシンプルにすることです。
同時にする動作が少なくなれば、難易度は下がっていきます。
テンポを落としての練習は、多くの方が練習に使う方法だと思います。
テンポを落とすと頭で自分の動きを考えながら弾くことができるようになるので、難易度が下がります。
もっとシンプルにすることはできないでしょうか?
分解してシンプルにする
どんなに難しいフレーズでも分解していくとシンプルになっていきます。
たとえば、4小節のフレーズを1小節ごとに分解したらどうでしょうか。
弾けそうな気がしてきませんか?
さらに分解します。
もしかすると右手が難しいのかもしれません。
そんなときは、右手と左手を分解します。
右手だけで分解した1小節を弾きます。
左手だけで分解した1小節を弾きます。(この場合左手だけなので、おさえるポジションを順におさえていくだけになります。)
たとえば、次のような楽譜。
これを右手だけの楽譜にしてみると、次のような楽譜になります。
普段の練習では、どうしても音程の方に意識が行きがちです。
右手がどの弦を弾いているのか、またその弦を弾く位置に肘が移動できているかなど、左手と同時に練習すると気づきにくいものです。
右手だけで練習することで、右手の細かい動きを確認することができます。
もし1小節でも難しいときは、その半分に分割してもかまいません。
右手も左手、それぞれ何回やっても弾けるようになったら、合わせてみましょう。
それぞれ個別に練習したことで、両方の情報が頭に入ってきやすくなっていると思います。
まとめ
この記事では、難しいフレーズを練習するときに、シンプルな練習法に変えるコツをご紹介してきました。
難しいフレーズも、一度分解して練習し、そのあと、分解した練習をあわせてやってみると、早くうまく弾けるようになります。
この記事では、左右の分解について書きましたが、もっと他の切り口もあると思います。
いかにシンプルな練習に分解できるかで、練習の効率が変わってきます。
ぜひ、参考にしてみてください!