ほんとに?E線の開放弦でもビブラートがかかる裏技

練習ノート
Photo credit: Giuliagas via VisualHunt.com / CC BY-NC-ND
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コントラバスには、G線、D線、A線、E線の4本の弦があります。

開放弦の音で伸ばしているとき、その音にビブラートをかけたいと思ったことはありませんか?

 

Gの音ならば、隣のD線で押さえてだすことができるので、D線で弾いてビブラートをかけることも多くあります。

DやAの音も同様に一つ低い弦で取ることができます。

ただEの音は、E線より低い弦がないので、E線の開放弦以外では出すことができません。

では、Eの音にはビブラートがかけられないのかというと、実はビブラートをかける方法があります。

この記事では、開放弦にビブラートをかける裏技をご紹介します。

これから伝えたいことは・・・

開放弦の音にビブラートをかける裏技

開放弦の音にビブラートってかける方法は、やることは簡単です。

別の弦でその音のオクターブ上の音を押さえてビブラートをかけるだけです。

 

弾いていない弦を押さえてビブラートなんてかかるのかと思うかもしれません。

試しに、E線の開放弦を弾いているときに、D線またはA線でオクターブ上のEの音を押さえて見てください。

Eの音を押さえた弦が勝手に振動します。

 

音には倍音というものが含まれています。

弾いている音のオクターブ上の音はこの倍音の一つに当たります。

そのため、押さえるだけで勝手に弦が振動して鳴ってくれます。

 

弦が振動してくれれば、ビブラートはかかります。

弾いている開放弦にはビブラートはかかりませんが、倍音の方にビブラートがかかるので、開放弦にもビブラートがかかったように聞こえます。

まとめ

開放弦を弾きながらビブラートをかける方法は

  • 弾いている開放弦の音のオクターブ上の音を別の弦で押さえて、その音にビブラートをかける

 

この記事ではE線についてご紹介しましたが、当然A線やD線でも可能です。

A線の開放弦は利用できるタイミングがあると思います。

チャンスがあれば、つかってみてください!

 

また、弦をおさえてかけるビブラートについては、以下の記事を参考にしてみてください。

ビブラートをかけれるようになりたいと思ったとき、最初にすべき練習
ビブラートがかけられるようになると、音色が豊かになり曲の演奏も表現力が増します。 この記事では、ビブラートをかけられるようになるために最初にする練習と、左手の動かし方のコツをご紹介します。
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アマチュアのコントラバス弾き。
18歳よりコントラバスを始め、コントラバスを新 眞二氏に師事。

岡山県生まれ。
職業はプログラマーです。
現在は徳島県在住です。

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