コントラバスを始めるなら、まずドイツ語の音名を覚えておこう！

春から吹奏楽やオーケストラで、コントラバスを始めようと思っている方、ドイツ語の音名はもう覚えましたか？

吹奏楽やオーケストラでは、よくドイツ語の音名が使われます。

まったく覚えてないと、合奏でドイツ語の音名で言われたときに、？？？となってしまいます。

そうならないために、この記事では、ドイツ語の音名についてご紹介します。

ドイツ語の音名

ドイツ音名は、アルファベットを使った名前がついています。

音名を表にすると、次の表のようになります。

ドイツ音名は、C（ツェー）からアルファベット順に並んでいますが、シの音だけが、Bではなく、H（ハー）となっています。

この理由は、以下の記事で詳しく書かれていたので、興味のある方は読まれてみてはいかがでしょうか。

ドイツ語ではなぜシの音をｈと呼ぶの？‐コラム23 | スガナミミュージックサロン品川 | スガナミ楽器

www.suganami.com

さらに、シャープやフラットが付いた場合を加えると、次の表のようになります。

音名の付け方のルール

表見ると次のようなルールになっているのがわかります。

• シャープが付いた音名は、もとの音名に、「～is」をつける
• ダブルシャープが付いた音名は、もとの音名に、「～isis」をつける
• フラットが付いた音名は、もとの音名に、「～es」をつける
• ダブルフラットがついた音名は、もとの音名に、「～eses」をつける

音名の例外

ただ、よく見ると例外がいくつかあります。

• フラットがつくとき
  • もとの音名がE（エー）やA（アー）のような、母音で終わる音名の場合は、発音の関係で「e」を省略して「s」だけを付けます。
    • E（エー） → Es（エス）
    • A（アー） → As（アス）
  • H（ハー）にフラットがつくと、B（ベー）になります。
• ダブルフラットがつくとき
  • もとの音名がE（エー）やA（アー）のような、母音で終わる音名の場合は、発音の関係で「e」を省略して「ses」を付けます。
    • E（エー） → Eses（エセス）
    • A（アー） → Ases（アセス）となりますが、実際はさらに変化してAsas（アサス）と呼ばれることが多いようです。

ドイツ語音名のフィンガリング・ポジション・チャート

ドイツ語音名のフィンガリング・ポジション・チャートも作ってみました。

下に、PDFにしたものも用意しています。

自由にダウンロードしてご利用ください。

まとめ

吹奏楽やオーケストラで、よく使われるドイツ語の音名についてご紹介しました。

音名は、合奏してると必ず出てくるので、言われたときに、あれ？ってならないように覚えておきましょう！

 

以下は、ドイツ語音名のコントラバス用フィンガリング・ポジション・チャートです。

 

また、英語のフィンガリング・ポジション・チャートは、以下です。

ぜひ、ダウンロードしてみてください！