あなたのコントラバスには、なんという弦を張っていますか?
コントラバスの弦の価格は高く、そうそう気安く買い換えられる値段ではありません。
そのため、どの弦にしようか迷ってなかなか決められない方もいらっしゃるのではないかと思います。
コンドラバスには、色んなメーカーからさまざまな弦が発売されています。
新発売の弦に張り替えてみたけど、「あぁ、失敗だったなぁ」という苦い経験をされた方もいらっしゃると思います。
この記事では、コントラバスの弦のレビューと、おすすめの2つの弦をご紹介します。
コントラバス用の弦のレビュー
オーケストラや吹奏楽で、一番メジャーなコントラバスの弦は、ピラストロのオリジナルフラットクロムではないでしょうか。
私も初めて楽器を買った当初はこの弦を張っていました。
その後、弦の張替えのたびにいろんな弦を試してみました。
ピラストロ社
ドイツにある弦のメーカーです。コントラバスでは最も有名なメーカーではないでしょうか。
オリジナルフレクソコア
- スチール弦
- 特に弦が太く、音も太く重い音が出ます。
- 発音が鈍い気がして、私の楽器には合いませんでした。
オリジナルフラットクロム
- スチール弦
- オリジナルフレクソコアに比べると、同様に弦のテンションは高め。
- 少し弦が細く、明るい音色。
- 個人的にはいい印象を持っています。
フレクソコア
- スチール弦
- オリジナル系の弦よりもう一回り細く、発音は速いと感じました。
- 個人的にはいい印象を持っています。
オブリガート
- ナイロン弦
- 下2弦が弦の表面のスチールがくるくる回ってうまく刻みができなかったりしたのでやめました。
- 弦の寿命が短い気がします。
エヴァピラッツィ
- ナイロン弦
- オブリガートよりは弾きやすい印象ですが、音の響きが私の好みに合いませんでした。
パッシオーネ
- スチール弦
- 暗くこもった音色でした。
- 楽器を選ぶのかもしれませんが、私の楽器には合いませんでした。
フレクソコアデラックス
- スチール弦
- フレクソコアやフラットクロムに比べるとテンションは低め。
- 音に伸びがあり、個人的にはいい印象を持っています。
ダダリオ社
アメリカにある弦のメーカーです。コントラバスの弦よりエレキベースの弦のほうが有名かもしれません。
ヘリコア
- スチール弦
- 明るい音色で、テンションはやや低め。
- E線の響きが金属的で、私の楽器には合いませんでした。
トマスティーク社
オーストリアにある弦メーカーです。ジャズやポップスでピチカートメインで弾く場合、トマスティーク社のスピロコアを使用されている方が多いのではないでしょうか。
ベルカント
- スチール弦
- 音色は温かく、柔らかい。
- テンションはやや低め。
- オリジナルフレクソコア程ではないが弦は太め。
- 個人的にはいい印象を持っています。
サバレス社
フランスにある弦メーカーです。日本ではあまり張っている方は少ないかもしれません。
コレルリフォルテ
- スチール弦
- 私が使った弦の中で最も明るい音色
- 弦は細く、テンションは低め。
- チェロの音色に近い気がしました。好みが別れるところです。
- 弦の寿命は短い気がします。
次に弦を張り替えるとしたら候補にあがる弦
この中から、私が弦を張り替えるとしたら、次の弦を候補にあげます。
- ピラストロ社
- オリジナルフラットクロム
- フレクソコア
- フレクソコアデラックス
- トマスティーク社
- ベルカント
どの弦も私としてはいい印象を持っています。
これらの弦は、張ってみて全然ダメって言う弦はありません。
今の楽器に張っている弦
この中で現在、私の楽器に張っているのは、
G線:ベルカント
D線:ベルカント
A線:フレクソコアデラックス
E線:フレクソコアデラックス
です。
どちらの弦も今のところ弾いた感じも、音色も気に入っています。
次に張り替えるときはどちらかの弦に揃えるかもしれませんが、どちらの弦もおすすめです。
まとめ
この記事では、各社から販売されているコントラバス用の弦を見てきました。
その中でおすすめの弦は、以下の2つの弦です。
ご覧いただいたみなさまの弦選びの参考になれば幸いです。