自分でできる!コントラバスの弦交換のコツまとめ

自分でできる!コントラバスの弦交換のコツまとめ

コントラバスの弦の張り替えってどうしていますか?

私はだいたい1年に1回、交換するようにしています。

はじめて弦を交換したのは、コントラバスを弾き始めてから2年くらい経った頃でした。

最初はやり方もわからなかったので、先輩にあれこれ聞きながら交換したのを覚えています。

高校や大学の吹奏楽やオーケストラのコントラバスは、いつ変えたかわからないくらい古い弦を張っていたりします。

弦が高くて買えなかったのか、それとも、弦の交換のやり方がわからなかったのか。

とは言え、3年も張っていれば、響きも悪くなるし、チューニングもやりにくくなってきます。

2年に一度くらいは、弦を交換したほうがいいでしょう。

交換の方法も、いくつかの注意点を守っていればさほど難しくはありません。

弦交換で気をつけること

弦は1本ずつ張り替えます。

4本を一度に緩めたりしません。

理由は、魂柱や駒が倒れたり、コマの位置がずれたりすることがあるためです。

弦を張っていくと、駒が指板側に引っ張られます。

そのため、駒と楽器の角度が変わっていくことがあります。

テールピース側の駒と楽器の表板の角度が、直角になっていることを確認しながら弦を張ります。

以下の3点に気をつけながら、弦を交換します。

  • 魂柱や駒を倒さないこと
  • 駒の位置をズラさないこと
  • 駒と楽器の角度が直角になっていること

弦交換のやり方

次に弦交換のやり方です。

1.楽器をあおむけにする

ネックをクッションを置いた椅子に乗せると安定します。

弦の張り替え前
弦の張り替え前

2.1本ずつ弦を張り替える

張替えの順番は、E線 → G線 → A線 → D線の順がやりやすいと思います。

例として、以下の写真は、G線を交換したときのものです。

  1. 新しい弦を乾いたタオルで拭き、汚れや金属の粉を拭き取ります。
  2. 交換する弦を緩めていき、取り外します。
  3. 弦を滑りやすくするため、まくらと駒の溝を、濃い鉛筆の芯でなぞります。
    もしあれば、ろうそくのろうを溝に塗ると弦の滑りがよくなり、チューニングしやすくなります。
  4. 新しい弦をテールピースの穴に表板側から通します。
    テールピースに弦を通します。
    テールピースに弦を通します。
  5. 弦の先をヘッドの糸巻きの穴に通し、弦の先を5~10センチくらい出します。
    糸巻きに弦を通します。
    糸巻きに弦を通します。
  6. ギヤの反対側方向に2~3回巻きます。
    (写真はG線なので、ギヤが右側にあります。糸巻きの穴の左方向に2~3回巻きます。)
    ギヤの反対側方向に2~3回巻きます。
    ギヤの反対側方向に2~3回巻きます。
  7. 次に6で巻いた線の上をギヤ側にクロスするように、巻く方向を変えて巻きます。
    クロスさせることで、弦を弦で押さえることになり、緩みにくくなります。
    ギヤ側にクロスするように、巻く方向を変えて巻きます。
    ギヤ側にクロスするように、巻く方向を変えて巻きます。
  8. 駒と楽器の角度と、テールピース側の弦の端がしっかりテールピースに引っかかっていることを確認しながら、だいたい張り替えた弦の音程まで巻きます。
    張り替えた弦の音程まで巻きます。
    張り替えた弦の音程まで巻きます。

3.チューニング

低い弦から順に4弦をチューニングします。

1回では低い弦を合わせているときに高い弦の音程がずれます。

4弦とも音程があうまで2~3回チューニングを繰り返します。

これで弦の交換は完了です。

※ 張り替えてすぐは、弦が落ち着くまで(2日程度)音程が下がっていくことがあります。

音程が下がったらチューニングしなおしてください。

あると便利なもの

弦を外すのはまだいいのですが、弦を巻いていくのはとても大変です。

アルトベンリ(ストリングワインダー)という弦交換の便利器具があります。

アルトベンリ
アルトベンリ

Amazonでも販売されているようです。

なくてもできますが、あると交換作業が楽になります。

また、ペグが硬くて回しにくいときは、ギアに潤滑油を指すと、見違えるほど軽くなります。

次の記事を参考にしてみてください。

コントラバスはヘッドについているペグを回してチューニングします。 このペグが硬くて回らず、チューニングに困ったことはありませんか? この記事では、コントラバスのペグを見違えるほど軽くする方法をご紹介します。

部活やサークルの方へ

何年も弦を張り替えないでいると、楽器のコンディションにも影響してきます。

ぜひ定期的に張り替えるようにしましょう。

ただ、コントラバスの弦は、4本交換すると高額になります。

そのため、予算の関係からなかなか交換できないということもあると思います。

そんなときは、お近くの市民オーケストラなどに相談してみるといいかもしれません。

部活の先生や先輩なら、1人くらい知り合いがいると思います。

市民オケのコントラバスパートの人の中には、私のように1年に1回程度、弦を交換している人が何人かいると思います。

ほとんどの人は、交換後の弦を燃えないゴミで捨てていると思います。

1年程度使用した弦であれば、3年もの、4年ものの弦に比べて十分使える状態です。

私の場合は、大学のコントラバスの後輩たちにあげることにしています。

自分が弾いている楽器の弦がいつ張り替えたかわからない方は、ぜひ、相談してみてはいかがでしょうか。

まとめ

弦交換で気をつけることは、以下の3点です。

  • 魂柱や駒を倒さないこと
  • 駒の位置をズラさないこと
  • 駒と楽器の角度が直角になっていること

楽器のコンディションをいい状態に保っていないと、楽器の問題でうまく弾けないということもあります。

弦交換も自分でできるメンテナンスのひとつです。

自分でメンテナンスしてあげると、楽器への愛着もわいてきます。

難しくないので、ぜひ、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

新しい弦を購入できる方で、どの弦がいいのかわからない方は、以下の記事を参考にしてみてください。

あなたのコントラバスには、なんという弦を張っていますか? コントラバスの弦の価格は高く、そうそう気安く買い換えられる値段ではありません。 この記事では、コントラバスの弦のレビューと、おすすめの2つの弦をご紹介します。

また、弦を交換する時期については、以下の記事を参考にしてみてください。

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