コントラバスは楽器が大きく弦も太いため、他の楽器に比べて左手にかかる負担は大きくなります。
そのため、腱鞘炎にかかって、辛い思いをした方も多いのではないでしょうか?
この記事では、腱鞘炎予防のためにコントラバスの練習の前後にやるべきストレッチについてご紹介します。
腱鞘炎
コントラバスを弾いていて、腱鞘炎を発症しやすい場所は、指や手首ではないでしょうか?
太い弦を押さえるために、関節に過度の負荷がかかったり、筋肉を使いすぎて発症する方が多いようです。
一度かかってしまうとなかなか治らず、長期間辛い思いをすることになります。
ストレッチについて
ストレッチには、2種類のストレッチがあります。
- 動的ストレッチ
- 静的ストレッチ
動的ストレッチとは?
動的ストレッチとは、腕や足などをいろいろな方向に動かしたりするストレッチです。
目的は、ケガの予防と、可動域を広げることです。
固まった関節や筋肉をほぐすことで、体を温め柔軟性をあげることができます。
静的ストレッチとは?
静的ストレッチとは、関節を可動域ギリギリまで伸ばして、数十秒間保つストレッチです。
目的は、関節や筋肉にたまった老廃物の排出と可動域を広げることです。
できるだけ早く老廃物を外に出すと、、疲労回復をすることができます。
練習前後のストレッチ
ストレッチには、動的ストレッチと静的ストレッチがあることを書きました。
では、コントラバスの練習前後にするべきストレッチはどちらでしょうか?
練習前のストレッチ
練習前は、まだ関節も筋肉も固まった状態です。
練習前のストレッチとして最適なのは、筋肉をほぐして柔軟性を高め、関節の可動域も広げることができる、動的ストレッチです。
固まった関節や筋肉のままコントラバスを弾き始めると、腱鞘炎になるリスクも高くなります。
コントラバスを弾く前の準備運動として、動的ストレッチをやってみてください。
練習後のストレッチ
コントラバスの練習で、左手の関節や筋肉には疲労物質がたまります。
できるだけ早く疲労回復したいところです。
練習後のストレッチとして最適なのは、関節や筋肉にたまった老廃物を排出し、関節の可動域を広げることができる、静的ストレッチです。
コントラバスの練習でたまった疲労を速やかに回復できるように整理運動として、静的ストレッチをやってみてください。
まとめ
この記事では、腱鞘炎予防のためにコントラバスの練習の前後にやるべきストレッチについてご紹介してきました。
- コントラバスの練習前には、準備運動として動的ストレッチで、肩、肘、手首、指を動かして、関節や筋肉をほぐし、柔軟性をあげる
- コントラバスの練習後には、整理運動として静的ストレッチで、関節や筋肉にたまった疲労物質を排出し、疲労回復をはかる
ケガで嫌な思いをしないように、体をしっかりメンテナンスながらコントラバスを楽しみましょう!