弾いている途中で、弓の位置を上下してはいけない3つの理由

練習ノート
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コントラバスを弾くとき、弦の指板と駒の中間くらいの位置に弓の毛をつけて弾くと思います。

レッスンでよく、「弾きながら弓の位置を上下させないように。同じ位置を弾いて!」と言われることがあります。

 

特に初心者の方は、注意されることが多いと思います。

なぜ、弓の位置が上下してはいけないのでしょうか?

 

ただやってはいけないと言われたから同じ位置を弾けるように練習するのと、

理由を理解した上でそうするのでは、同じ時間練習しても大きな差が出てきます。

弓の位置が変わると何が起こるのか

では、弓の位置が上下するとどんなことが起こるんでしょうか。

1.音質が変わる

弾いている位置が駒よりに下がっていくと、音質がだんだん硬くなります。

逆に、指板よりに上がっていくと、音質がだんだんやわらかくなります。

2.音量が変わる

弾いている位置が駒よりに下がっていくと、音量がだんだん大きくなります。

逆に、指板よりに上がっていくと、音量がだんだん小さくなります。

3.音がかすれる

弦にかかる重さが同じままで、弾いている位置が駒よりに下がっていくと、弓の毛が引っかからなくなって音がかすれてしまいます。

理由を考える

たとえば、あるフレーズを弾いているとき、フレーズの内容に関係なく、

音質が変わるとどうですか?

音量が変わるとどうですか?

音がかすれるとどうですか?

これでは、うまく聞こえるはずがありません。

 

もちろん、フレーズによっては意図的に、音量、音質を変えることもあります。

そのときは、弾きたい音質、音量に合わせて、音がかすれないように注意して弾く位置を変える必要があります。

まとめ

コントラバスを弾いているとき、同じ位置を弾かなければいけない(上下してはいけない)理由は、

  • 音の途中で音質が変わらないようにするため
  • 音の途中で音量が変わらないようにするため
  • 音が途中でかすれてしまわないようにするため

 

理由がわかれば、上達も早くなります。

ぜひ、この3つの理由を頭において、練習してみてください!

練習ノート
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アマチュアのコントラバス弾き。
18歳よりコントラバスを始め、コントラバスを新 眞二氏に師事。

岡山県生まれ。
職業はプログラマーです。
現在は徳島県在住です。

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