コントラバスの練習前には、必ずチューニングを行います。
4弦ともチューナーであわせる人、D線でAの音をとってフラジオであわせる人がいると思います。
せっかくチューニングしたのに、弾いているうちに狂ってしまい、もう一度チューニングしなければいけなくなって困ったことありませんか?
チューニングに時間をとられると練習時間が減ってしまいます。
実は、チューニングにもコツがあります。
コツを知っていると、手早く狂いにくいチューニングをすることができます。
チューニングのコツ
そのコツとは、正しい音程に対して音程の低い方からあわせることです。
手順は、簡単です。
- ペグを少し緩めて、音を低くしておきます。
- ペグを締めて、音程を高くしていき音をあわせます。
もし、ペグを締めすぎて、音程があわせたい音より高くなってしまったら、ペグを緩めて上の手順をもう一度繰り返します。
なぜ低い方からあわせるのか
理由は2つあります。
- 練習中に音程が狂いにくい
- 音程をあわせやすい
音程が狂う原因
音程が高い方から緩めていくと、弦の巻線が枕のところに引っかかることがあります。
すると、最初は音程があっていますが、弾いているうちに、かかっていたところが外れて弦が緩んでしまいます。
そのため、途中で音程が低くなってしまいます。
低い方から高くしていくと、弦がしっかり張った状態で音程があうので、途中で音程が狂いにくくなります。
合わせやすい理由
人には得意な方向と苦手な方向があります。
足し算は得意で、引き算が苦手です。
音階も登るのは得意で、下るのが苦手です。
低い方から高い方へ行くほうが音程を想像しやいので、正しい音程にあわせるのが早くなります。
まとめ
チューニングするときは、
- 一度音程を下げて、ペグを締めながら音程をあわせる
初心者のかたは、その時の弦の状況で、高ければ高い方からだんだん下げていき、低い時は低い方からだんだん上げていって音程を合わせているんじゃないでしょうか。
このコツを知っておくと狂いにくいチューニングが手早くできます。
チューナーで合わせる人も、ハーモニクスで合わせる人も共通で使えるコツです。
ぜひ一度試してみて、狂いにくさ、合わせやすさを実感してみてください!
おすすめのチューナーについては、次の記事を参考にしてみてください。
ハーモニクスでのチューニングの仕方については、次の記事を参考にしてみてください。