スランプを抜け出すために、あらかじめチェックしておきたいこととは?

練習ノート
Photo credit: jon.swanson via Visual Hunt / CC BY-NC-SA
この記事は約3分で読めます。

コントラバスを練習していると、「なんか調子悪いな」と思うことがあります。

おそらく、ほとんどの方が同じような感じたことがあるのではないでしょうか。

この記事では、スランプを抜け出すために、あらかじめやっておきたいことについてご紹介します。

スランプとは

調子が悪いときは、必ずやって来ます。

スランプとは、どういうことでしょうか。

それは、それまでできていた何かができなくなっているということです。

これまで通り出来ていれば、調子悪いとはなりません。

しかも、原因がパッと思いつかないから「なんか調子悪い」となります。

原因がわからないまま練習を続けていると、スランプからの脱出は運まかせになります。

運が良ければすぐ脱出できますが、運が悪ければとても時間がかかることになります。

そうならないために、普段の練習でやっておくことがあります。

練習でやっておくこと

自分の動きを、できるだけ細かく観察します。

スランプを抜け出すために普段の練習でやっておくこと
  • 指、手首、肘、肩をどう使っているか
  • 指、手首、肘、肩の位置、角度、動く方向、軌跡はどうなっているか
  • 体の重心はどこにあるか
  • 右手と左手の関係はどうなっているか
  • 弾く位置が上下していないか
  • 弦にかける重さ
  • 弓の速さ
  • 弓先が下がったり上がったりしていないか
  • 元弓がしっかり使えているか
  • ダウンとアップのバランスは崩れてないか
  • 移弦はスムーズにできているか
  • シフティングはなめらかにできているか

などなど。

とにかく細かく記憶しておきます。

記憶することで、「なんか調子悪いな」と思っても、できなくなっている箇所に気づきやすくなります。

さらに、どうやっているかを覚えているので、もとに戻すのも早くなります。

客観的に自分を観察するために

細かく自分を観察して記憶すると書きましたが、弾きながら直接手や体を見るのは大変ですし、見ることでかえってバランスが崩れたりしてしまいます。

客観的に自分を観察できるいい方法が2つあります。

客観的に自分を観察する方法
  • 姿見の鏡を使って鏡の中の自分を観察する
  • 弾いている自分の動画を撮影して自分を観察する

この2つの方法はどちらがすぐれているというわけではなく、それぞれいいところがあるので両方やってみると効果的です。

姿見の鏡を使って鏡の中の自分を観察する

鏡の中に映っている自分を見ることで、他の人が弾いているのを見る目線で自分の演奏を見ることができます。

自分自身では見えない角度から自分を観察できるので、弾いている自身の目線からは正しく見えていても、実際はそうでないことに気づくことができます。

弾きながらリアルタイムに確認することができるので、気づいたことはすぐに改善することができます。

弾いている自分の動画を撮影して自分を観察する

最近はスマホのカメラを使って簡単に動画を撮影することができるようになりました。

鏡の場合は弾きながらの確認なので、演奏と確認の両方に注意力をさきますが、動画の場合は演奏中は演奏に集中し、あとで自分の演奏を確認することができます。

鏡をみるよりさらに客観的に自分を観察することができます。

映像と音声の両方を確認できるのも効果的です。

(自分のあまりの下手さにショックを受けることもありますが。。。)

まとめ

この記事では、スランプを抜け出すために、あらかじめやっておきたいことについてご紹介しました。

スランプになってもすぐ抜け出せるように、普段の練習でやっておくこと
  • 自分の動きを、できるだけ細かく観察して記憶すること
    • そのためのツールとして、鏡や動画をつかうと効果的

スランプになって苦労しないように、普段の練習から備えておきましょう!

練習ノート
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アマチュアのコントラバス弾き。
18歳よりコントラバスを始め、コントラバスを新 眞二氏に師事。

岡山県生まれ。
職業はプログラマーです。
現在は徳島県在住です。

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