コントラバスのE線側を下にした置き方がダメな理由とは?

合奏などの休憩中コントラバスをパイプ椅子の座面に立てかけたり、床に寝かせて置いたりすることがあります。

コントラバスには、やってはいけない置き方があります。

理由を知っている方も、そうでない方も、ほとんどの方はG線側を下にして置くと思います。

先日、Twitterでその理由はどうしてですか?と質問をいただきました。

すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、この記事では、コントラバスのE線側を下にして置いてはいけない理由についてご紹介します。

魂柱の位置

コントラバスのボディの中に、魂柱という木の柱が立っています。

もし知らない方は、一度楽器の中を覗いてみてください。

位置は、G線側の駒足の下2センチ位のところに立てられています。


引用:
コントラバス魂柱のが倒れてしまった時の処置

弦の振動が、駒、表板を通して、魂柱を伝わり裏板も振動することで楽器が鳴ります。

楽器が鳴るために必ず必要なパーツの一つです。

引用:

魂柱は、表板や裏板に接着剤などで貼り付けられているわけではありません。

単に、弦の張力で、表板と裏板に挟まれて立っているだけです。

弦の交換で4弦とも同時に外してしまうと魂柱は倒れてしまうことがあります。

そのため、弦の交換は1本ずつ行われます。

E線側を下にして置いてはいけない理由

さて、本題です。

上の図でもわかるとおり、楽器は中心に向かって膨らんでいます。

魂柱はその膨らみの途中に立てられています。

上にも書きましたが、魂柱はG線側の駒足の下あたりに立てられています。

魂柱が立っている場所と、楽器が膨らんでいる場所の表板と裏板の間隔を比べてみてください。

楽器が膨らんでいる場所の方が広くなります。

E線側を下にして楽器を寝かせて置いたとします。

そうすると、魂柱より楽器の膨らみが下に来ます。

表板と裏板の距離が離れた方が下に来ると、魂柱が少し短めだったり、楽器に衝撃があったときに、魂柱がずれたり、外れて倒れてしまうことがあります。

魂柱が倒れてそのままにしておくと、表板が弦の張力に負けて割れてしまう場合もあります。

G線側を下にして楽器を寝かせて置いた場合は、表板と裏板の距離が狭いほうが下に来るので、魂柱が外れて倒れる心配がありません。

そのため、コントラバスは必ずG線側を下にして置くようになっています。

まとめ

いかがでしたか?

この記事では、コントラバスのE線側を下にして置いてはいけない理由についてご紹介しました。

コントラバスを置くときは、必ずG線側を下にして置きます。

理由は、E線側を下にして置くと、魂柱がずれたり、外れて倒れてしまうことがあるからです。

知っているだけで、気をつけることができるので、ぜひ覚えておいてください!

また、休憩中の弓の置き方も気をつけることがあります。

弓の置き方については、次の記事を参考にしてみてください。

オーケストラや吹奏楽でコントラバスをやっていると、楽器をケースに入れないで運ぶことがあります。 また、合奏練習では途中に休憩をはさむことが多いと思います。 この記事では、休憩中や楽器を運ぶときの、4つのやってはいけない弓の扱い方と、おすすめの方法についてご紹介します。
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