オーケストラや吹奏楽でコントラバスをやっていると、楽器をケースに入れないで運ぶことがあります。
また、合奏練習では途中に休憩をはさむことが多いと思います。
そんなとき、弓はどこに置いていますか?
この記事では、休憩中や楽器を運ぶときの、4つのやってはいけない弓の置き方と、おすすめの方法についてご紹介します。
やってはいけない弓の置き方
これまで見かけた、「はっ?!」と思った弓の置き方をご紹介します。
楽器や弓を痛める可能性がある置き方です。
もし「自分やってるわ!」と思ったら、ぜひ下に書いたおすすめの方法に変えることをおすすめします。
弓をf字孔に
学生のときに見かけた他大学の吹奏楽部の方がやっていた運び方です。
楽器を運ぶとき、弓をf字孔に突っ込んでいました。
これ、とても危険です。
運搬中に、もし弓の何かが当たって竿に力がかかった場合、弓が折れます。
弓を駒の足の間に
これは他の市民オケにトラに行ったときに見かけました。
楽譜に書き込みするとき、弓が邪魔だったのか、駒の足と足の間に突っ込んでいました。
これもとても危険です。弓が折れる可能性があります。
弓を楽器にのせて
これも他の市民オケにトラに行ったときに見かけました。
合奏の休憩中、楽器をイスに置いて、その上に弓が置かれたままになっていました。
休憩中は室内を普通に人が歩いています。
楽器やイスに少しでも当たったら、バランスを崩して弓が落ちてしまいます。
弓先から落ちると、チップが割れたり、弓が折れる可能性もあります。
弓のスクリューを駒のサイドの穴に
これはいろんなところで見かけます。
合奏の休憩中、楽器をイスに置いて、弓のスクリューを駒のサイドの穴に入れて、弓先をネックの付け根に立てかけていました。
休憩中は室内を普通に人が歩いています。
楽器やイスに少しでも当たったら、弓は固定されていないので、駒に無理がかかって駒が欠けたり、弓が折れる可能性もあります。
おすすめの弓の置き方
一番オススメの置き方は、E線と指板の間に弓をはさむ方法です。
これだと、弓は固定されているので、楽器やイスに誰かが少し当たっても弓は折れません。
また、楽器を運ぶときにも、楽器がゆれても弓が落ちることもありません。
E線のチューニングが狂ってしまうのではないかと心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、これくらいでは問題ありません。
まとめ
この記事では、休憩中や楽器を運ぶときの、4つのやってはいけない弓の扱い方と、おすすめの方法についてご紹介してきました。
コントラバスも弓も自分の体の一部と思って、できるだけ大切に丁寧に扱ってあげてください。
練習のあと、楽器と弓を片付けるときは、次の記事を参考にしてみてください。
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