コントラバスを弓で弾くとき、右肘の内側が前を向いてはいけない理由

コントラバスを弓で弾くとき、肩、肘、手首、指など、関節を使います。

柔軟なボーイングをするには、肘の向きがとても大切です。

肘の向きしだいで、右手が棒のような硬い動きしかできなくなったり、脱力した状態で弦に腕の重さがしっかりかかるようになったりします。

この記事では、コントラバスを弾くときの右肘の向きについてご紹介します。

右肘の向き

コントラバスを弾くときに、あなたの右肘の内側はどの方向を向いていますか?

だいたい次の2つのパターンの方がいると思います。

  • 肘の内側が前を向いている
  • 肘の内側が弓先の方を向いている

さて、どちらがいいのでしょうか。

正解は、肘の内側は弓先の方を向くです。

なぜ右肘の内側が前を向いてはいけないか

肘の内側が前を向くと大きなデメリットが2つあります。

それは、次の2つです。

  • 腕の重さが抜けて弦に重さがかけにくくなる
  • 腕が肩を中心の円運動になる

では、ひとつずつ見ていきます。

腕の重さが抜ける

弾くときに弦に腕の重さをかけると思います。

このとき、肘の内側が前を向いていると、肘が曲がってしまい、腕の重さが肘で抜けてしまいます。

そのためロスが多くなり、腕の重さが弦に伝わりにくくなります。

肘で重さが抜けないために、肘に力を入れて曲がらないようにすると、重さの抜けは少なくなりますが、肘の柔軟性がなくなってしまいます。

右腕が棒のようなボーイングでは、きれいな音は出せません。

腕が円運動になる

コントラバスを弾くときは、弦を効率よくいい音を鳴らすために、弦に対して直角に弓を当てて弾きます。

しかし、人の腕は肩を中心に回転運動をします。

ということは、回転運動を直線運動に変えなければいけません。

直線運動するためには、肘を柔軟に使う必要があります。

しかし、肘の内側が前に向いていると、腕が動いている方向に伸ばしたり、曲げたりすることができません。

そのため、腕を曲げても回転運動を直線運動に変えることができません。

右肘の内側を弓先に向けると

弦に腕の重さをかけるときに、右肘の内側が弓先に向いているとどうなるでしょうか?

肘は重さがかかる方向は肘の横方向になり、肘の骨が折れないかぎり肘は曲がりません。

そのため、腕の重さが弦にロスなく伝わります。

そして、重さをかけるために肘に力を入れる必要が無いので、肘は柔軟な状態を保つことができます。

右肘の内側を弓先に向けるイメージ

ちょうど大きなたらいの側面に手を回すような感じで、両手で大きな丸を作ってみてください。

そのときの、手のひらの向きと、肘の内側の向きの関係で弓を持って弾くと、右肘の内側は弓先の方を向くと思います。

右肘の内側が前に向くクセ

ロングトーンをしているときは、肘の向きが正しいのに、曲を弾くと右肘が下がって内側が前に向くクセがある人もいます。

こういうクセのある方は、多くの場合、移弦のときに肘がついて行かずに置いてけぼりになってしまうために、肘が下がったままになってしまうことが多いようです。

ボーイングの移弦練習のときに、肘の位置が移弦したあとの弦を弾く正しい位置に移動できているかを確認すると、このクセは治っていきます。

まとめ

いかがでしたか?

この記事では、コントラバスを弾くときの右肘の向きについてご紹介しました。

右肘の内側の向きは、弓先の方向を向きます。

右腕のイメージとして、両手で大きな丸を作ったときの手のひらと肘の内側の向きのイメージです。

今まであまり右肘の向きは気にしたことがなかったという方は、ボーイング練習のときに、気にしてみると上達につながるかもしれません。

ぜひ、参考にしてみてください!

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