コントラバスで曲を弾くとき、ポジションはどうやってとっていますか?
もしかして目で見てとっていますか?
さすがに、曲のすべてのポジションを見ながら弾くわけにはいきません。
それに、弾いている途中、ずっと左手を見ながら弾くのも、客席から見ててあまりかっこいいものでもありません。
おそらく、だいたいの人は頭にあるイメージの位置に左手を動かしていると思います。
このとき、脳は左手に対して、ここに移動しなさいと命令を出しています。
この命令に対して体が正確に動いていれば、正しいポジションに左手は移動します。
しかし、意外と自分が思っているとおりに体は動いていないものです。
たとえば、目を閉じたまま、A線でファーストポジションの2の指を押さえて、Cの音を出してみましょう。
チューナーを見るとどうでしょうか?
正しい音程が取れた人は、イメージ通りに体を動かせています。
他のポジションでも試してみましょう。
取れなかった人は、イメージ通りに体を動かせていません。
おそらく、曲を弾いても音程が悪いと注意されることが多いのではないでしょうか。
コントラバスがあれば上のような取り方の練習をすれば、音程はよくなります。
しかし、いつもコントラバスが近くにあるわけではありません。
コントラバスがなくてもできる練習をご紹介します。
イメージ通りに左手を動かす練習
- 両手の力を抜いて体の横にたらします
- 右手の人差指を立てて体の前に出します(位置は適当に)
- この位置を目で見て覚えます
- 右手と左手が視界に入らないように、上を見ます
- 左手の人差指を右手の人差指に近づけていき、右手の指先に左手の指先をくっつけます
5で右手と左手がすれ違ったひとは、そのズレが音程のズレとほぼ同じです。
毎回、少しずつ違うずれ方をする人は、それが自分の音程の不安定さと思ってください。
何回か繰り返し練習していると、ズレは少なくなっていきます。
ぴったりあったら、1~5を右手の場所を変えてやってみます。
そんなに何十分もする練習ではないので、1分間くらいで十分効果があると思います。
コントラバスを弾く前に、この練習をするだけでも音程がよくなります。
どこでもできる練習なので、ぜひ試してみてください。
また、楽器がなくてもできる左手強化の練習もあります。
以下の記事を参考にしてみてください。