速弾きが苦手な人がよくハマっている、うまく弾けない3つの原因とは

Photo: Orchestra by Matthew H

コントラバスは、低音を出すために他の弦楽器に比べて大きく、そして、弦長が長く作られています。

ローポジションでは、一つのポジションで半音2つ分しかとれません。

移弦やポジション移動の回数が多くなり、また、シフティングの移動距離も長くなります。

そのため、コントラバスは、他の弦楽器に比べて速弾きが苦手です。

しかし、オーケストラや吹奏楽で曲を弾いていると、容赦なく速弾きのパッセージが出てきます。

あなたは速弾きが得意ですか?

もし苦手なら、次の原因に心当たりはありませんか?

この記事では、速弾きが苦手な人が陥りがちな3つの原因をご紹介します。

右手と左手のタイミングがあっていない

まず、1つ目の原因。

それは、右手と左手のタイミングがあっていないということが考えられます。

どういうことかというと、

右手がまだ弾いている間に、左手で次の音を押さえたりすると、リズムが崩れてしまいます。

こういうときは、ロレツが回っていないような感じに聞こえます。

右手のダウン、アップのタイミングに合わせて、左手も押さえたり、離したりする必要があります。

人の筋肉の動きの特性から、

  • 右手のダウンの動きと左手の指を離す動きを同時にすること
  • 右手のアップの動きと左手の指を押さえる動きを同時にすること

この2つのパターンが苦手な動きです。

たとえば、次のような楽譜がこのパターンに当たります。

逆に言うと、速弾きでこの2つのパターンができれば、右手と左手のタイミングの問題は解決します。

フィンガリングがよくない

つぎに、2つ目の原因。

それは、フィンガリングがよくないことが考えられます。

最初にも書きましたが、コントラバスは他の弦楽器に比べて、移弦とポジション移動が多くなります。

速いパッセージのフィンガリングを考えるとき、移弦をするかポジション移動するかの選択をするときがあります。

たとえば、次の楽譜のようなパターンです。

Dの音が1つ出てきます。

この楽譜のフィンガリングは2つ考えられます。

  • Dの音を開放弦で弾く
  • Dの音をA線でおさえる

まず、前者から。

このDの音を開放弦でとれば、左手は同じポジションで弾けるようになるので一見楽に思えます。

しかし開放弦を使うと、右手はE線、A線、D線の3弦を弾くことになり、Dの音の前後に2回移弦が発生します。

しかも、Dの音のあとの移弦は一弦とばしの移弦です。

1弦とばしの移弦は大きな動きで、速く正確に行うのがとても難しくなります。

一方後者は、Dの音を第2ポジションでおさえると、Dの音の前後に半音(1ポジション)分のポジション移動が発生します。

右手は、A線とE線の2弦を弾くことになります。

左手のDの音のあとに発生するポジション移動は、Aの開放弦を弾いている間に移動すればいいので、こちらのフィンガリングのほうが時間的に余裕があります。

テンポが速くなるほど、後者の方が有利になってきます。

頭がパニックを起こしている

最後に3つ目の原因。

人が体を速く動かすとき、その動きが複雑であれば、ある速さを超えると人の頭はパニックを起こします。

頭がパニックを起こすと、考えるのをやめてしまうので体の動きは速さについていけなくなります。

この「ある速さ」は、人によって多少個人差がありますが、どんな人でもあります。

なぜ頭がパニックを起こすのでしょうか。

それは、右手や左手の動きを頭のなかでしっかり整理できていないためです。

弾く前に、

  • 楽譜を見ながら
  • 楽器は持たず
  • これから弾くテンポで

次の2つを想像してみてください。

  • 左手がどのポジションからどのポジションへ、また、どの弦からどの弦へ動けばいいのか。
  • 右手は、どういう弓順で、どの弦を弾けばいいのか。

頭のなかで想像できない人は、そのまま弾き始めると間違いなく弾けません。

その場合は、想像できるテンポまで落として、想像してみてください。

想像できるテンポを上がっていくと、弾けるテンポも上がっていきます。

もちろん、前の2つの原因がクリアできていればですが。

まとめ

いかがでしたか?

この記事では、速弾きが苦手な人が陥りがちな3つの原因をご紹介してきました。

もし、あなたが、速弾きが苦手だなと感じているときは、次の3つを確認してみてください。

  • 右手と左手のタイミングがあっているか
  • 効率的なフィンガリングになっているか
  • 頭のなかで、想像できているか

ぜひ、試してみてください!

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