コントラバスのポジション名って覚えにくいと思いませんか?
教則本を見ると、各ポジションは
- ハーフポジション
- 第1ポジション
- 第2ポジション
- 第2と第3の中間ポジション
- 第3ポジション
- 第3と第4の中間ポジション
- 第4ポジション
- 第5ポジション
- 第5と第6の中間ポジション
- 第6ポジション
- 第6と第7の中間ポジション
- 第7ポジション
となっています。
上のポジションを見てみると、第1ポジションと第2ポジションの間には中間ポジションがありません。
中間ポジションがあったりなかったり、覚えにくい一番の原因は、この中間ポジションだと思います。
私も、ずっとまる覚えするしかないかなと思っていました。
あるとき、私の後輩がレッスンで「ポジション名のつき方って決まりがあるんですか?」という質問をしました。
その質問に対する師匠の答えで、すっきり解決しました。
これから伝えたいことは・・・
ポジション名の規則
コントラバスのポジションのつき方は、A線を基準に考えられているようです。
A線でピアノの白鍵にあたる音は、シ・ド・レ・ミ・フ・ァ・ソ・ラです。
これらの音に「1の指」(人差し指)をおいたときのポジションが、
- 第1ポジション
- 第2ポジション
- 第3ポジション
- 第4ポジション
- 第5ポジション
- 第6ポジション
- 第7ポジション
となっています。
また、ピアノの黒鍵にあたる音は、ラ#、ド#、レ#、ファ#、ソ#です。
これらの音に「1の指」をおいたときのポジションが、
- ハーフポジション
- 第2と第3の中間ポジション
- 第3と第4の中間ポジション
- 第5と第6の中間ポジション
- 第6と第7の中間ポジション
となっています。
まとめ
コントラバスのポジション名は、
- A線を基準にしている
- ピアノの白鍵にあたる音が、キリの良いポジション
- ピアノの黒鍵に当たる音が、中間ポジション
になっています。
どうですか、きれいに分かれています。
これを知っていれば、ややこしいポジション名を覚えるのも簡単です!
レッスンを受けている方も、レッスンで「それ何ポジション?」と急に聞かれた時でもすぐ答えられます。
これを機会に、ぜひ覚えておきましょう!
追記(2016/04/04)
別の覚え方もあるようです。
海外で活躍されているコントラバス奏者の方に、facebookで教えていただきました。
- 各弦の同名自然短音階(G線はg-moll、D線はd-moll・・・)を1の指でとった場合-1
という覚え方です。
第2音-1(2-1=1)で第1ポジションになります。
この覚え方だと全部の弦で同じ理論付けができます。