弦の振動を指先で感じることができる!おすすめの松脂とは?

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コントラバスを弾くとき、どんな松脂を使っていますか?

コントラバスで使われている松脂には、コントラバスの松脂も粉っぽい物から粘っこいものまでいろんな松脂があります。

コントラバスソロをされる方は、バイオリンやチェロの松脂を使っている方もいらっしゃいます。

この記事では、コントラバスでよく使われる松脂のレビューと、おすすめの松脂をご紹介します。

コントラバスで使われる松脂

コントラバスでよく使われる松脂をご紹介します。

コントラバス用の松脂

まずはコントラバス用の松脂です。

コルスタイン

この松脂はアメリカ製の松脂で、ソフト・ハード・オールウェザーの3種類があります。

何回か購入したことがありますが、黒っぽいときがあったり、茶色っぽい時があったり毎回少しずつ色が違っていました。

生産ロットや松脂の採集時期によって何か違いがあるのかもしれません。

粘り気の強い松脂で、引っかかり具合はかなり強く、オーケストラや吹奏楽に向いている松脂です。

以前は、松脂のカップを剥がして使っていましたが、最近はシリコンのカップ付きに変わり使い勝手が向上しています。

ポップス

この松脂はアメリカ製の松脂です。

とても柔らかく粘り気の強い松脂です。

夏場は常温で手で握っただけで変形してしまうくらい柔らかくなります。

溶けてドロドロにならないように保管場所に気をつける必要があります。

つける前は粘り気が強い松脂ですが、毛につけて弾くと粉っぽくなります。

引っかかり具合は強くパリッとした音が出ます。

オーケストラや吹奏楽に向いている松脂です。

この松脂、買ったばかりの新鮮なものはとてもいい感じなのですが、少し古くなると引っかかり具合が変わってくるような気がしています。

賞味期限があるのでしょうか。。。

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カールソン

この松脂はスウェーデン製の松脂です。

コルスタインに似た粘り気の強い松脂です。

粘り気の強い松脂で、引っかかり具合はかなり強く、オーケストラや吹奏楽に向いている松脂です。

私もコントラバスを始めたころ、この松脂を使っていました。

ただ、つけ過ぎると、ヌルヌルとした感じで逆に引っかからなくなるので、つけすぎには注意が必要です。

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Salzman Symphony

この松脂はアメリカ製の松脂です。

この松脂には#番号がついていて、コントラバス用は、#7~#10です。

#7が最も硬く、番号が上るごとに柔らかくになります。

#7、#8がソロ向きで、#9、#10がオーケストラ向きのようです。

私が今使っているのは#10で、一番柔らかい松脂です。

ケースはPOPSの色違いです。

型番も同じでした。

引っかかり具合は強く、オーケストラや吹奏楽に向いている松脂です。

ひとつ難点があって、この松脂をつけて弾くと楽器の表板や駒に松脂のダストがかなり付着します。

練習後にしっかり拭き取っておかないと、ニスと同化して取れなくなるので、注意が必要です。

リーベンツェラー

この松脂はドイツ製の松脂です。

リーベンツェラーにはいくつか種類があります。

コントラバス用があるのは、GoldとLapisの2種類です。

各楽器用にI〜VIの番号がついており、番号が大きくなるごとに柔らかくなります。

コントラバス用は、V番とVI番になります。

夏場は柔らかく手で変形できるくらいになります。

柔らかい松脂ですが、毛につけて弾くと粉っぽくなります。

コルスタインより音の立ち上がりの反応がいいように感じます。

オケで弾くときに、普段コルスタインを使っている弓にこの松脂を上塗りして使っています。

Yumba

この松脂はアルゼンチン製の松脂です。

コントラバス用にはTangoとBeeの2種類があります。

Tangoのほうが柔らかく引っかかりはいいかもしれません。

Tangoは手で簡単に変形できるくらい柔らかく、シリコンカップに入っています。

リーベンツェラーと同じく、弾くと粉っぽくなります。

音は上品で荒々しい音は出しにくい感じがします。

キュッとかかる感じが好きなので、コルスタインを使っている弓にこの松脂を上塗りして使っています。

その他の楽器用の松脂

つぎに、ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロなどコントラバス以外の楽器用の松脂です。

Magic Rosin

この松脂はアメリカ製の松脂です。

コントラバス用ではなく、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ用の松脂です。

見た目がものすごく透明で、綺麗なデザインの松脂です。(松脂を塗ると表面が削られて透明感はなくなります。。。)

粘り気はなく、とてもサラサラした感じです。

毛に塗っても、ついてるかどうか不安になるくらい塗った感がありません。

音色はとてもクリアな感じです。

オーケストラや吹奏楽には向いていない感じです。

コントラバスだとソロ向きな気がします。

松脂をつけて弾き始めたときは、キュッとかかるのでいい感じ!と思うのですが、この松脂すぐに取れてしまうようで効果が長続きしないところが残念なところです。

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ベルナルデル

この松脂はフランス製の松脂です。

コントラバス用の松脂ではなく、バイオリン用の松脂です。

バイオリン用というだけあって、とても粉っぽく硬い松脂です。

粘り気はありません。

バイオリン用ということで、オーケストラや吹奏楽に向きません。

コントラバスソロ用です。

丁寧に弾くととてもきれいな高音を出せます。

サルコー

この松脂はアメリカ製の松脂です。

コントラバス用の松脂ではなく、バイオリン用の松脂です。

バイオリン用というだけあって、とても粉っぽく硬い松脂です。

粘り気はありません。

バイオリン用ということで、オーケストラや吹奏楽に向きません。

コントラバスソロ用です。

ベルナルデルに比べてサルコーのほうが少し引っかかりやすい感じがします。

とはいえ、バイオリン用なので丁寧に弾かないとヒャーっと上滑りしてしまいます。

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まとめ

この記事では、コントラバスでよく使われる松脂をご紹介しました。

その中でおすすめの松脂は以下の松脂です。

おすすめの松脂
  • コルスタイン – ソフト
  • ポップス
  • リーベンツェラー

この3つの松脂はオーケストラや吹奏楽向きの松脂です。

3つとも引っかかりもよく、音量も期待できます。

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この記事をご覧になったあなたの松脂選びの参考になれば幸いです。

また、柔らかい松脂をお持ちの方は、以下の記事を参考にしてみてください。

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アマチュアのコントラバス弾き。
18歳よりコントラバスを始め、コントラバスを新 眞二氏に師事。

岡山県生まれ。
職業はプログラマーです。
現在は徳島県在住です。

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