そろそろ卒業、入学のシーズンがやってきました。
今まで先輩に教えてもらうだけだった1年生も2年生になり、今度は自分たちが後輩に教える立場になります。
まだ全然弾けないし、後輩に教えるなんて無理!
とか、
後輩に教えてると自分の練習時間が削られて嫌だ!
なんて思っている人いませんか?
人に教えることで自分の上達も早めることができます。
たとえば、
家で一人で勉強するより、友達と教え合いながら勉強した方が深く理解できた。
こんな経験したことありませんか?
この記事では、コントラバスを後輩に教えると自分が上達する理由についてご紹介します。
自分がどう弾いているのかを頭で整理
人に教えるとき、自分ってどうやってるかな?と考えると思います。
これがとても大切です。
普段、自分だけでやっているときはあまり意識せずモヤッとしてることがあるはずです。
それが理解しているつもりになっていて、実は理解できていない部分です。
教えるためには、自分がどうやって、どこにポイントを置いてやっているかを頭のなかで整理する必要があります。
このモヤッとしている部分を、よく考えると今ままで気づいていなかった新しい気付きを得られます。
自分の動きの理解が深まり、より頭の中と体の動きが一致するようになります。
人に教えることで、自分を見つめ直し、頭のなかで整理すことができます。
自分が気づかなかった新しい視点から考える
人に教えると、自分はあまり苦労しなかったところでつまずいていたりします。
苦労して身につけたテクニックは、自分なりに考えて練習するのでノウハウが頭にたまりますが、苦労せずに身に着けたテクニックは自分でもよく理解できていないことが多くあります。
よく理解できていないところを、どうやったらできるようになるか考えていくと、今まで考えつかなかったノウハウがさらにたまっていきます。
また、自分がまったく考えなかった視点から質問をされることもあるかもしれません。
別の視点から自分を見つめ直すことができ、新たな気付きが得られることがあります。
さらに、自分が苦労しているところを、あっさりとできてしまう後輩もいるかもしれません。
そんなときは、どうやったらできるかを観察できるチャンスです。
後輩から学ぶこともあるはずです。
教えるために自分も練習する
さすがに自分がぜんぜん弾けないと、教えにくいですよね。
教えないといけない立場になると、責任感もともなって自然と練習量も増えます。
そして練習のとき、前に書いた2つの項目について考えながら練習すると思います。
- 自分がどう弾いているのかを頭で整理する
- 自分が気づかなかった新しい視点から考える
言われたことを練習するのと、自分がどうやっているのか考えながら練習するのを比べると、考えながら練習する方が、はるかに上達は早くなります。
まとめ
この記事では、コントラバスを後輩に教えると自分が上達する理由についてご紹介しました。
そうそう人に教える機会というものはやって来ません。
上級生になって、自分の理解をさらに深めるチャンスです。
自分もいっしょに勉強するつもりで、後輩に優しく教えてあげましょう!