安定した波のビブラートをかけるための練習法

コントラバスのビブラートで手を揺らす感覚がつかめたら、安定した波のビブラートをかける練習をします。

安定した波のビブラートにするためには、左手を同じ間隔でゆらし続けます。

ゆらすテンポが変わったり、ゆらす幅が変わったりすると、波の形がいびつになってしまうため、安定したビブラートには聞こえません。

安定したビブラートをかける練習

ビブラートにもリズムがあります。

曲を弾いているときに使うビブラートのリズムは、たいてい2拍子か3拍子のどちらかなことが多いです。

フレーズの前後の音符のリズムや、フレーズのテンポによって、どちらにするかを選びます。

2拍子系の練習

次の楽譜を見てください。

2拍子系のビブラート練習
2拍子系のビブラート練習

まず、楽譜の通り弾いてみてください。

上の楽譜では、ビブラートをかける音をわかりやすくするため、ドシドシドシドシと書いてあります。

2小節目の最初から左手をゆらします。

ドに当たるところが、ビブラートの音程の高い頂点

シに当たるところが、ビブラートの音程の低い頂点です。

左手をゆらしたときの波のテンポがうまくつかめないときは、楽譜のとおり弾いてみて、音の変化の感覚をつかんでください。

おおざっぱな言い方をすると、シの音程を思いっきり高くして、ドシドシドシドシを中指一本で弾くみたいな感じです。

ビブラートをかけながら上の楽譜が弾けるようになってきたら、楽譜通り弾いてみて弾けるくらいのテンポ内で、テンポを少し変えてみて練習します。

ビブラートの練習では、極端にテンポを上げたり、下げたりしても意味がありません。

きれいな波に聞こえるくらいのテンポがいいと思います。

3拍子系の練習

次の楽譜を見てください。

3拍子系のビブラート練習
3拍子系のビブラート練習

まず、楽譜の通り弾いてみてください。

今度の楽譜は、ビブラートをかける音が3連符になっています。

2拍子系の練習と同じように練習します。

弓の返しが入るビブラートの練習

左手のゆらし方は変わりません。

ただ、弓の返しがあるとき、左手のゆれのタイミングと右手の弓を返すタイミングをあわせるところが難しいところです。

右手と左手のタイミングがずれると、弓を返しの次の音の音程の波が、低い頂点から始まってしまいます。

そうなると、耳で感じるテンポが16部音符分ずれたように聞こえ、今何拍目を弾いているのかわからなくなってしまいます。

2拍子系の練習

次の楽譜を見てください。

2拍子系の弓の返しがあるビブラート練習
2拍子系の弓の返しがあるビブラート練習

まず、楽譜の通り弾いてみてください。

2小節目は弓先で弓の返しがあるので、右手と左手のタイミングをあわせることを注意します。

繰り返しのあとは、元弓で弓の返しがあるので、同様にタイミングに注意します。

3拍子系の練習

次の楽譜を見てください。

3拍子系の弓の返しがあるビブラート練習
3拍子系の弓の返しがあるビブラート練習

まず、楽譜の通り弾いてみてください。

音符が3連符系になっているだけなので、注意する内容は2拍子系と同じです。

まとめ

ここまでのビブラートがかけられるようになると、フレーズの終わりの音や、同じ音を伸ばすときには、ビブラートをかける事ができるようになります。

  • 安定したビブラートをかける練習として、2拍子系、3拍子系がある
  • 弓の返しがあるときは、左手のゆれのタイミングと右手の返しのタイミングをあわせる

少しずつでも練習して、ビブラートのテクニックを身に着けて、曲に使えるようになりましょう!

追記:「ビブラートをかけながら、押さえる指を変えるときのコツ」と「シフティングがあるときのビブラートのかけ方のコツ」の記事を書きました。

参考にしてみてください!

コントラバスでビブラートをかけているとき、押さえる指が変わるとビブラートがうまくかからなくなる経験をしたことありませんか? この記事では、押さえる指が変わるときのビブラートのコツについてご紹介します。
コントラバスでビブラートをかけているとき、シフティングがあるとビブラートがうまくかからなくなる経験をしたことありませんか? この記事では、シフティングがあるときのビブラートのコツについてご紹介します。

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