オーケストラや吹奏楽で、コントラバスを弾いていると、必ず速いフレーズが出てきます。
速弾きは、初心者の方にとっては大変だと思います。
ほとんどの方はフレーズの途中で頭がパニックになって止まってしまったりするのではないでしょうか。
あなたもそんな経験したことはありませんか?
この記事では、速く弾けるようになるための練習方法についてご紹介します。
普通の練習方法
まずは、すごく一般的な方法です。
速いテンポのフレーズが出てきたとき、普通のさらい方として、テンポを落としてゆっくり練習する練習方法があります。
- 自分が弾けるテンポに落として繰り返して弾く
- 弾けるようになったら、少しテンポを上げて、また繰り返し弾く
- 自分が弾きたいテンポまでテンポを少しずつ上げて練習する。
この方法は、この記事をご覧のあなたもきっとやったことがあると思います。
少しずつテンポを上げて練習することで、たしかにだんだん速く弾けるようになります。
この方法が決して悪いわけではありません。
むしろいい練習だと思います。
DiscoverDoubleBassの記事で紹介されていた方法
次に、ご紹介するのは、先日、DiscoverDoubleBassで公開された、フリーレッスンの動画で紹介されていた練習方法です。
「UP 10, DOWN 5 – SLOW PRACTICE METHOD」というタイトルの記事です。
基本的な練習の流れは、上で紹介したゆっくりしたテンポで練習し、少しずつテンポを上げて練習するという同じような流れです。
ただ、少し工夫がされています。
タイトルに「UP 10, DOWN 5」と書かれています。
どういう意味でしょうか。
動画の中で次のように説明されています。
目標のテンポの約半分のテンポから練習を始めます。
- 何回か繰り返し弾いて、弾けるようになったらテンポを10上げます。
- また何回か繰り返し弾いたあとに、今度はテンポを5下げます。
この手順を繰り返し、少しずつテンポを上げていきます。
自分でやってみて感じたこと
実際にこの方法を試してみました。
そして、気づいたことがあります。
テンポを10上げたときに、「うわ。きつっ」と思うのですが、そのあとテンポを5下げたときに、「あ、楽かも」と思えることです。
もともと弾けていたテンポより5上がっているのに、楽に感じるんです。
テンポがゆっくりになったことで、心に少し余裕ができるせいかもしれません。
単にテンポを上げていくだけの方法だと、上げるたびに大変な思いをすることになります。
これだと、途中でやる気がなえちゃうことがあります。
一方、動画で紹介されている方法だと、2回に1回はすこし楽に感じます。
しかし、楽なんだけど2回前よりはテンポが確実に上がっています。
自分が弾けるテンポが確実に上がっているのを実感できます。
これがもう少しテンポを上げてみるモチベーションを保ってくれます。
まとめ
この記事では、速く弾けるようになるための練習方法についてご紹介しました。
2つ目にご紹介した練習は、今までやったことのない方法でしたが、かなりいい練習になったと実感できました。
速いテンポのフレーズがでてきたら、試す価値がある練習だと思います。
ぜひ、試してみてください!
また、速く弾くためのアプローチは、他にもあります。
他の方法も知りたい方は、次の記事も参考にしてみてください。