コントラバスの移弦で音が抜けてしまう理由とは?

Photo: Vlaams Radio Orkest by Simon Blackley

コントラバスで曲を弾くと、必ず移弦がでてきます。

移弦のときにどうしても音が抜けてしまうという悩みを抱えていませんか?

この記事では、移弦のときに音が抜けてしまう理由と練習方法をご紹介します。

音が抜けてしまう理由とは

移弦で音が抜けるのは、弦にかかる重さが軽くなっているためです。

意識的になのか、無意識なのかはわかりませんが、現象として弦が受ける重さが軽くなっているということです。

移弦の流れをひとつずつ順に見ていきます。

  1. 移弦を始めると、移弦する前の弦を弾くときの肘の位置から、移弦したあとの弦を弾くときの肘の位置へ肘も移動します。
  2. 弾きながら肘をゆっくり移動していくと、移弦先の弦に弓の毛が触れ、両方の弦が鳴り始めます。
  3. さらに肘を移動していくと、移弦前の弦から弓の毛が離れ、移弦先の弦だけになります。

音が抜けてしまう人は、上で説明した2の部分で両方の弦の音が鳴って音が濁って聞こえることを嫌がって、移弦前の弦から早めに弓の毛を離しているのではないでしょうか。

毛が弦から離れなくても、両方の弦が鳴るのを最小限にしたいというとで、重さを軽くして音を小さくしているのかもしれません。

しかし、これでは音がつながらないので客席からは音が途切れて聞こえてしまいます。

音をつなげるための練習

両方の弦が鳴るのがだめだと思っていたとしたら、まずそれを取っぱらいましょう。

両方の弦が鳴ってもいいと言うように考え方を少し変えてみます。

スラーで移弦

次の楽譜は、D線からA線へ、A線からD線へのシンプルなスラーで移弦する楽譜です。

次のように1小節目の4拍目を重弦するように弾いてみてください。

4拍目でレの音とラの音が同時になって、次の小節の頭でラの音だけになります。

次は、1小節目の4拍目の裏で重弦するように弾いてみてください。

このように重弦する音符を少しずつ短くしていきます。

そして、最終的に重弦して音が出ている時間がなくなって、最初の楽譜どおりになったとき、音が抜けずに移弦ができたことになります。

弓の返しで移弦

次の楽譜は、D線からA線へ、A線からD線へのシンプルな弓を返して移弦する楽譜です。

やり方はスラーと同じです。

少しずつ短くしていきます。

そして、最終的に重弦して音が出ている時間がなくなって、最初の楽譜どおりになったとき、音が抜けずに移弦ができたことになります。

まとめ

いかがでしたか?

この記事では、移弦のときに音が抜けてしまう理由と練習方法について、とてもシンプルな例でご紹介しました。

移弦のたびに音がプチプチと切れてしまうと、フレーズが意図しないところで細切れになってしまいます。

複雑な練習は注意することが多くなり、本当にフォーカスしたい部分に集中できなくなるときがあります。

できるだけシンプルにして確認すると、自分がどこまでできているのかをしっかり把握することができます。

ぜひ試してみてください!

音が抜ける以外に、移弦でアクセントがついてしまうとお悩みの方は、次の記事を参考にしてみてください。

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さらに、発展させたなめらかな移弦ができるようになるためには、次の記事も参考にしてみてください。

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